複雑系科学及び環境学に基づく人間-環境-社会システムの統合的モデル化に関する研究
Project/Area Number |
06J09785
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
相良 博喜 Kyushu University, 総合理工学研究院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | マルチエージェントシミュレー / ゲーム理論 / 囚人のジレンマ / 環境問題 / マルチエージェントシミュレーション |
Research Abstract |
本研究では、環境問題をモデル化するためにマルチエージェントシミュレーションを用いて人間-環境-社会システムを構築する.これまでのトップダウン的なシステムの見方を革新し,社会的な組織,個人の活動をボトムアップにモデル化することにより,多くの社会現象やそれの構築のプロセスを分析でき,新しいアプローチによる問題解決を図ることが出来る。本年度はゲーム理論等の基礎学理研究、それに基づくマルチエージェント的アプローチによる応用研究を進めた。その他にも社会,人間,環境に関連する分野を連結し,建築学における環境問題などに新たなる切り口を見つけることが,研究全体における目的である.これまでの具体的な研究内容は以下の通りである. 1.Norm-Reputation Systemによる協調創発とジレンマ強度との関係性についての考察 前年度から引き続き、Norm-Reputation Systemにおける協調創発のメカニズムについて考察を深めた。結果、ジレンマ強度が強くなるにつれて、協調が創発しづらくなる挙動が発見され、この現象のメカニズムを明らかにした。また、ジレンマの弱体化が社会の初期硬直を産み、安易な社会構造で安定化してしまうことが、この挙動の原因であることを明らかにした。 2.都市内交通システムにおける部分的情報共有型カーナビゲーションシステムの効用に関する考察 去年にひきつづき考察を深め、より効率的なシステムの考察を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)