Project/Area Number |
06J50632
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
浅利 宗弘 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 核-細胞質間輸送 / 筋肉分化 / 核膜孔複合体 |
Research Abstract |
1.)全ての核-細胞質間物質輸送の通路である核膜孔複合体(以下、NPC)は、分子量80-125MDaからなる巨大なタンパク質複合体であり、約30種類のヌクレオポリンと呼ばれる構成因子からなる。NPCは特徴的な3次元立体構造をもち、その立体的特徴は生物種を越えてよく保存されている。その一方で、NPC構成が細胞株によって異なる可能性が近年示唆されており、注目を集めている。 マウス筋芽細胞C2C12を用いて、これまで同定されている全てのヌクレオポリンについて、Real-Time PCRにより筋肉分化前後での発現量の解析を行った結果、ヌクレオポリン間での相対的発現量関係が、筋肉分化に伴って変化する事が分かった。この事より、筋肉分化にともなってNPCの構成が変化する可能性が示唆された。また、免疫染色法により、NPCの細胞質側の構造が変化する可能性を見出した。 2.)細胞質から核へのタンパク質輸送において、importinαは核内移行タンパク質と輸送担体importinβとのアダプター因子として働く。importinαには大きく分けて3種類のサブファミリーが存在するが、それら3種類のimportinαの発現の切り替えが、神経分化の引き金となる事が示された。importinαが単なる核-細胞質間輸送のアダプター因子であるだけではなく、分化制御に深く関わる因子である事が初めて明らかとなった。(Yasuhara et al.,2007)
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)