Project/Area Number |
06J52302
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied economics
|
Research Institution | Asia University |
Principal Investigator |
加藤 一彦 亜細亜大学, 経済学部, 講師
|
Project Period (FY) |
2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 混合寡占 / 数量競争 / 価格競争 / 排出権取引 / 生産補助金 / タイミング / 実験 / 声 |
Research Abstract |
今年度は混合寡占市場における環境政策の効果の分析を行うとともに、混合寡占市場における様々な分析を行った。前者については、排出権取引の可否が社会厚生にどのような影響を及ぼすかについて書いた論文がJournal of Economicsに掲載された。また、後者については、同質財の価格競争における均衡結果を企業の意思決定ごとに場合分けをし、比較したものがEconomics Bulletinに掲載された。また、民間部門の目的が必ずしも利潤最大化ではない場合に生産補助金を課したとき、いくつかの場合で均衡結果が同一水準になる、と示したものがEconomics Lettersに掲載予定(2007年1月にaccept)となった。 実験の方では、5月に東京大学、6月に公立はこだて未来大学、2007年2月に亜細亜大学で従来からの研究している「声」に関する実験を行った。これは山森哲雄(東京大学、PD)、川越敏司(公立はこだて未来大学)、松井彰彦(東京大学)との共同研究である。なお、「声」に関するはじめの研究成果がExperimental Economicsに掲載予定(2007年3月にaccept)となった。 なお、9月に東京大学から亜細亜大学へと所属が変更した関係上、海外での学会等の参加は見合わせたものの、国内における学会やセミナー等には積極的に参加し、自身の研究に関する意見交換を行った。3月に混合寡占市場の分析に関する共同研究を海外英文査読誌に投稿するとともに、それに関する他の共同研究も進行中である。
|