リポジトリを用いたソフトウェア開発支援に関する研究
Project/Area Number |
06J52403
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Software
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
林 晋平 Tokyo Institute of Technology, 大学院・情報理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | リポジトリ / ソフトウェア版管理 / リファクタリング / ソフトウェア進化 / ソフトウェア開発環境 / ソフトウェアメトリクス / 版管理システム / ソフトウェア工学 |
Research Abstract |
本研究ではリファクタリングをはじめとするプログラム改善を支援するために,版管理リポジトリに蓄えられたプログラムの変更履歴を解析する手法を提案している.本年度の具体的な成果は以下の通りである. 1.プログラムとその履歴の分析環境の構築:リファクタリングをはじめとするプログラム改善の支援のためには,ソフトウェアやその進化の実例を十分に分析することが重要である.そのため,特定のリファクタリング事例に関連する他の変更を分析できるよう,特定の変更と関連する一連の変更列を版管理リポジトリから抽出する手法を提案し,さらにその変更列の閲覧方法を検討した.また,効率よくリファクタリング事例を分析できるよう,すでに開発してあるリファクタリング事例の抽出機構との連結方法を検討した.さらに,ソフトウェア進化の分析のためには対象ソフトウェアの設計情報を考慮することが重要と考え,プログラム中で使用されているデザインパターンを抽出し分析できるよう整備した.以上をプログラム分析環境として設計し,その実装を行った. 2.メトリクスの変動に基づくプログラム改善の支援:プログラム改善の支援やプログラムの進化の予測のためには,プログラムの構造的側面のみならず,数量的な側面にも着目することが重要であると考え,プログラム変更によるソフトウェアメトリクスの値の変化を分析し,特徴的な変化をパターンとして蓄え不適切な変更を検出する手法を提案した.また,それを用いてソフトウェア開発環境を拡張し,プログラム変更の支援を行うインタフェースについて検討した.これにより,これまでに開発したプログラムの構造的変化に着目した支援手法と合わせ,プログラムの二種類の側面の変化からプログラム改善の示唆を行うことが可能となった.
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)