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¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
1.希土類金属Erの高圧下中性子回折 高圧下中性子回折により、4.5K、常圧ではコーン構造であるErの磁気構造は、4.5K、1.15GPaではcycloidに転移していた。その構造は、c軸成分が7次の高調波成分をもつので、モーメントのx, y, z成分をμ_x,μ_Z,μ_Zと表す以下のように決められた。 μ_x(r_n)/μ_B=4.41cos(r_n・Q+π/2)、μ_y(r_n)/μ_B=0 μ_Z(r_n)/μ_B=10.16cos(r_n・Q+0)+3.33cos(r_n・3Q+π)+2.67cos(r_n・5Q+0)+1,83cos(r_n・7Q+π) ここで、Q=q×(2π/c)×c, q=2/7でcommensurateある。 2.希土類化合物PrCo_2Si_2, NdCo_2Si_2の高圧下中性子回折 PrCo_2Si_2, NdCo_2Si_2の単結晶高圧下中性子回折により、両者の(圧力、温度)磁気状態図を決めた。PrCo_2Si_2では三つの磁気転移点は圧力により何れも上昇するが、NdCo_2Si_2では三つに磁気相以外に磁気ベクトルQ=(0,0,98/100)で表せる新しい磁気相が観測された。 3.希土類化合物TbNiSnの磁気構造と磁気転移 三つの磁気相の磁気構造を決定し、低温相のメタ磁性相の構造を推定した。低温相では、Q=(4/5,0,0)、Q=(0.600,0,345,0)、中間相では、Q=(1,0,0)、Q=(0.665,0.330,0)、高温相では、Q=(0.685,0.330,0)の磁気ベクトルで表させる磁気構造となった。低温でのめた磁性相は、Q=(4/5,0,0)構造が磁場による消え、Q=(2/3,0,0)構造が新しく現れることが分かった。
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