CREB結合蛋白CBPの多様性とそのリン酸化制御機構 -ATF/CREBファミリーの特異性はCBPによって説明可能か-
Project/Area Number |
07258208
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
萩原 正敏 名古屋大学, 医学部, 助教授 (10208423)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
|
Keywords | CREB / CBP / AFT1 / ドミナントネガティブ |
Research Abstract |
神経細胞のモデル実験系として、ラット網膜における光による転写制御機構の解明を試みた。転写因子CREBは網膜においては内顆粒層及び神経節細胞層に発現し、光刺激によりリン酸化はcAMPではなくカルシウムによって制御され、アマクリン細胞ではCaMキナーゼIIによってCREBのSer133がリン酸化される。また転写の活性化は光刺激のパターンによって制御され、ミューラー細胞などではCaMキナーゼIVもCREBのリン酸化に関与している可能性がある。細胞内カルシウム上昇時にCRE遺伝子の転写が活性化されるのはCREBがCaMキナーゼによってリン酸化されるためであると考えられるが、ATF1もこのpathwayに関与している。しかもCREBとATF1では制御するCaMキナーゼが異なることが判明した。CREBをノックアウトしたマウスではATF1が機能を補完しているらしいが、我々はCREB/ATF1を共に機能的に制御するドミナントネガティブ分子の構築に成功した。現在そのトランスジェニックマウスを作製中。DNA/CREB/CBP複合体の形状を電顕、AFM、NMRの三方法で解析しつつある。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)