制癌剤によるアポトーシスと耐性誘導に関する分子機序
Project/Area Number |
07274247
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
河野 公俊 九州大学, 医学部, 助教授 (00153479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 誠二 九州大学, 医学部, 助教授 (40164107)
嘉村 敏治 九州大学, 医学部, 助教授 (30152870)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | ストレス / 耐性 / 転写因子 / シグナル伝達 / 酸素ラジカル / 多剤耐性遺伝子 / 酵母人工染色体 / 防御システム |
Research Abstract |
制癌剤によるストレス応答としてシグナル伝達、耐性株の樹立及び細胞内防御システムの解析を進めた。特にシグナル伝達の収れんする細胞内標的更に形質発現に必須の転写因子の解析に主眼を置いた。 (1)DNAトポイソメラーゼIIα遺伝子の耐性化に伴う発現低下の機序としてSp1ファミリー遺伝子の発現の関与を明かにした。 (2)制癌剤による酸素ラジカルの発生に伴う細胞応答として転写因子の活性化及び防御機序としてのチオレドキシンの関与を解析した。 (3)ヒト多剤耐性遺伝子(MDR1)1.5Mbコンテイグマップの作成、更にそのマウス細胞導入株での発現誘導に成功した。 (4)薬物解毒機構としてのグルタチオン系に作用するBSOに対する耐性細胞を樹立し解析した。 MDR1遺伝子の転写因子MDR-NF1/YB-1のクローニング抗体作成、アンチセンス導入株の樹立、ゲノムクローンの解析を進め、現在投稿中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)