Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 賢治 京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30283625)
戎 信宏 愛媛大学, 農学部, 助手 (60176782)
藤野 毅 埼玉大学, 工学部, 助手 (70282431)
開發 一郎 広島大学, 総合科学部, 教授 (60160959)
砂田 憲吾 山梨大学, 工学部, 教授 (20020480)
陸 旻皎 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (80240406)
立川 康人 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
深見 和彦 建設省, 土木研究所, 研究員
大手 信人 京都大学, 農学部, 助教授 (10233199)
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Budget Amount *help |
¥12,900,000 (Direct Cost: ¥12,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
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Research Abstract |
本研究プロジェクトは「琵琶湖流域の水・熱循環過程解明に向けた総合研究と衛星同期共同観測」を骨子としたオープンなプロジェクトであり,1989年の山梨大学工学部砂田憲吾による提唱をベースに,様々な方々,関係機関のサポートを頂戴しながら,手弁当による参加をベースに継続して続けられてきたものである.フリーな議論をベースにそのあり方を問い続けてきたプロジェクトでもある.その土台をベースに砂田憲吾をプロジェクトリーダーとして進んできた第1ステージが1994年に終了し,1995年からは,1)衛星リモートセンシングデータの地上検証 2)衛星データを用いた水文量抽出アルゴリズム/モデルの開発 3)地表面-大気系の水文循環過程の相互作用の解明 4)水文循環過程の時空間スケール効果の解明 を目的として,本科学研究費補助金をベースとした第2ステージを進めてきた. そこでは,これまでの地上,衛星,航空機による観測に加え,対象領域全体を表現するモデルとのタイアップを新たに目指してきた.その中で,どのスケールをベースに水文過程のアップスケーリングを図って行くべきなのかの議論を深めながら,20km×20kmまでのアップスケーリングをめざし第3ステージに橋渡しをするのが,わが国に根付いてきた琵琶湖プロジェクトのこの第2ステージの果たすべき役割である.'95共同観測では,様々なサポートにより上記第2ステージの目的を追求するのに何よりの航空機,飛行船を導入した大規模な観測態勢を敷くことができた.また,96年度から初の夏期観測をスタートすると共に,モデルとタイアップさせたより深い共同観測のあり方についての議論を行ってきた. 成果としては,上記目的それぞれに関する各グループの成果報告,観測・モデルを組み合わせたスケール効果の解明と今後のあるべき共同観測態勢,研究グループ外部をも対象としたデータベースや観測・解析プロダクツを報告書として啓上している.
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