疎水性分子との協同的相互作用による高分子ゲルの構造形成と網目の役割
Project/Area Number |
07455367
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
高分子合成
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
長田 義仁 北大, 理学(系)研究科, 教授 (60007804)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羣 剣萍 (ぐん 剣萍) 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20250417)
安永 秀計 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (80241298)
|
Project Period (FY) |
1995 – 1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
|
Keywords | 共重合体ゲル / アクリル酸 / 長鎖アルキル基 / ゲルの形状記憶能 / 生体埋め込み型代替材料 / 高分子ゲル / 長鎖アニオン性基 / 界面活性剤 / 静電相互作用 / 疎水性相互作用 / 構造転移 / 電気的ポテンシャル場 / 網目 |
Research Abstract |
(1)ゲルの構造規則性と力学特性 アクリル酸と長鎖アルキル基(例えばオクタデシル基、ヘキサデシル基、テトラデシル基)を有するアクリル酸エステルの共重合体ゲルを合成した。この際,ゲルのモノマー組成比・橋かけ密度などを系統的に変えながら、構造転移と力学特性の関係を明らかにした。また広角、小角X線回折装置により膨潤状態での高分子ゲルの構造を乾燥状態と比較しながら調べ、膨潤挙動と構造の関係、構造形成と網目の役割の関係を明らかにした。 (2)ゲルの形状記憶能 形状記憶メカニズムをゲルの変形過程の構造を調べることにより分子レベルで解明した。また、形状回復能を、発生する応力、回復速度から評価した。またゲルというこの材料の特徴である水の効果を明らかにするため、乾燥ゲルと膨潤ゲルについて弾性率や形状記憶能などの力学的特性を測定して、水の役割を明らかにした。 (3)医療用人工透過弁の作製と評価 得られた知見を基礎にして電気回路による加熱をスイッチとした医療用人工透過弁を作製し、その応答速度・形状回復機能・力学特性などの応答特性のデーターを蓄積した。これらのデーターは生体埋め込み型代替材料に応用するための基礎的知見となる。
|
Report
(2 results)
Research Products
(12 results)