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冠状動脈粥状硬化の進展と攣縮における肥胖細胞浸潤の意義

Research Project

Project/Area Number 07771045
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research Institution佐賀医科大学

Principal Investigator

末永 悦郎  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30264188)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords動脈硬化 / マスト細胞 / 冠状動脈
Research Abstract

【はじめに】マスト細胞は広く結合組織中に存在し特に即時型アレルギーに大きく関与していることが知られている。しかしその生理学的、病理学的作用は即時型アレルギーのみならず多岐に渡ることが推測されている。血管においては少数のマスト細胞が外膜に存在していることは古くから知られていた。近年、動脈硬化を含むある病的条件下ではその数が増加することが報告され注目を浴びている。【材料と方法】今回は冠状動脈硬化に的を絞って研究を進めてきた。病理解剖例を用いて虚血性心疾患を有する群と有しないコントロール群の冠状動脈を組織学的に検索した。通常の組織標本を作製しトルイジンブルー染色を施し顕微鏡で観察した。またマスト細胞に特異的とされている抗トリプターゼ抗体を用いて免疫組織学的に検討した。【結果】マスト細胞の識別に関してトルイジンブルー染色とトリプターゼ抗体の両者に差は見られなかった。コントロール群では少数のマスト細胞が外膜にのみ存在し、特にvasa vasorumの周囲で多かった。実験群では外膜に細胞数も増加していたが更に中膜や内膜でも観察された。年齢や性別による差はなかった。【考察】マスト細胞の細胞数の増加は冠状動脈の動脈硬化の進展と関与していることが明らかになった。しかし動脈硬化が主に内膜の病変であり、マスト細胞が外膜に多いという結果は矛盾しているように思える。冠状動脈の動脈硬化の進展はマスト細胞の直接のcell-to-cell interactionよりはマスト細胞が産生放出する因子の影響が強いことが推測されるが、これは今後のテーマにしたいと考えている。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] T.Yamada,S.Tomita et al: "Increased maet cell infiltration in varicose veins of the lower limbs : A possible role in the derelop liient of Varices" Surgery. 119(in press). (1996)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report
  • [Publications] 末永悦郎他4名: "静脈グラフトにおけるマスト細胞浸潤と内膜病変との関連" 日本胸部外科学会雑誌. 43. 1421 (1995)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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