Project/Area Number |
07771120
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
鈴木 一成 順天堂大学, 医学部, 助手 (60265999)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 悪性グリオーマ / 養子免疫療法、 / specific targeting therapy / byspecific抗体 |
Research Abstract |
1) STT (specific targeting therapy)を行ったグリオーマ患者の血清中にマウスグロブリンに対する抗体が形成されているかを調べた。コントロールとして、STTを行っていないグリオーマ患者および正常被験者で行った。検査法としては、酵素抗体法を用いて調べたが、その結果いずれも有意差がないことがわかった。このことは、マウスF(ab)′2 BS抗体が抗原性の乏しい抗体であることを予想させるが、グリオーマ患者自体の免疫力低下による影響も懸念され、現在更なる検討を行っている最中である。 2)患者血液中よりリンパ球を分離し、in vitroおいて、腫瘍細胞に対する細胞障害機能を調べたところ、リンパ球機能分子であるCD2およびLFA-1に対する抗体を投与したが、投与前と差異は認められなかった。また、それらのcouter partであるLFA-3およびICAM-1を投与したが、結果は同様であった。 3) BS抗体を111Inでラベルし、髄腔内に投与した。コントロールとして、BS抗体と同様の方法でラベルした抗CD3抗体を用いた。その結果、BS抗体はコントロール場合よりも、より髄腔内に貯留し、その時間も長かった。このことより、BS抗体が腫瘍細胞と結合し、腫瘍細胞表面において効果的にリンパ球を刺激し得ることが明らかとなった。
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