Project/Area Number |
07771303
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
横木 広幸 島根医科大学, 医学部, 助手 (70210606)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 膀胱癌 / FISH法 / フローサイトメトリー / 染色体数的異常 |
Research Abstract |
第7,9および第17染色体特異的サテライトDNAプローブを用いたFISHを膀胱癌の新鮮標本よりのタッチスメア標本を用いて行った。その結果第9染色体のモノソミ-がDNA diploid tumorではほとんどの症例で認められた。第7染色体のトリソミ-は一部の症例で認められた。以上より、第9染色体のモノソミ-は膀胱癌のearly eventと考えられたが第7染色体のトリソミ-が膀胱癌のearly eventであるとは考えられなかった。平均シグナル数は第7,9および第17染色体においてグレード、ステージの上昇と共に優位に増加していた。またDNA aneuploid tumorの平均シグナル数はDNA diploid tumorに比し優位に増加していた。DNA diploidyではDNA aneuploidyに比し、aneusomy数はいずれの染色体においても有意に低値を示した。aneusomy数とgrade、stageとの関係をみると、第17染色体においてgrade、stageの上昇とともにaneusomy数は有意に増加を示した。しかし第7および第9染色体のaneusomy数とgrade、stageとの間には有意な関連は認められなかった。ホルマリン固定されたパラフイン包埋標本を用いての検討も現在実施中である。これらの結果は日本サイトメトリー学会、日本泌尿器科学会総会、米国泌尿器科学会総会で発表あるいは発表予定であり、現在論文投稿中である。
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