Research Abstract |
1.顎口腔系に異常の認められない被験者について,6自由度顎運動測定器(現有)を用いて歯牙の接触がある状態の各種限界運動,および咀爵運動を測定した。 2.被験者の歯列模型を3次元座標測定機(現有)にて計測することにより,咬合小面の立体的な形態データをミニコンピュータ(DEC社製,Micro VAX 3800,現有)に取り込んだ. 3.6自由度顎運動データと咬合小面の形態データをミニコンピュータ上でリンクさせるとにより,咬合接触にある顎位を選択した. 4.切歯点の咀爵運動経路をグラフィック・ターミナル(EVANS & SUTHERLAND社製,PS390,現有)に出力し,咀爵の第4相,第5相の顎位を選択し、同じ顎位における顆頭点の位置を明らかにした. 5.その結果、顆頭点における4相と5相の入れ替わる顎位が側方運動のガイドが緩い被験者では急な被験者より外方に位置する傾向が見られた.
|