マクロファージに特異的に新しい接着タンパク質アタッチミンのcDNA塩基配列
Project/Area Number |
07808081
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
冨田 光子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (40137823)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | マクロファージ / アタッチミン / 非特異的接着タンパク質 / ガラス接着タンパク質 / 相補DNA塩基配列 / ファゴサイト / 共焦点レーザー顕微鏡 / 分化マーカー |
Research Abstract |
今年度は先ず,(1)マウス癌遺伝子発現がすでに明らかにされておりかつ分化の異なるマクロファージ(M1,PU5-1.8, J774.1, TtT/M-87)およびLPS刺激の急性マクロファージについて、モノサイト/マクロファージ系の中の腹腔常在マクロファージをコントロールにして、細胞膜上に局在する非特異的接着タンパク質と思われるアタッチミンの発現量を共焦点レーザー顕微鏡を用いて定量的にしらべ、論文にしてBioimagesに掲載した。細胞あたりのアタッチミン量は細胞の接着の強度にほぼ比例した。この事はこれまで生体防御を担う細胞に特異的なマーカーは重要でありながらマクロファージについては何も無いとされていたが、アタッチミン量がその分化マーカーにふさわしいことを証明するとともに、これらの細胞にアタッチミン遺伝子が発現している事を示唆するものとなた。 次に、(2)マウス正常分化マクロファージアタッチミンについて、λgtllをベクターとしたライブラリーと大腸菌を用いて、抗体法(本年度購入のシェイカ-使用)によりcDNAのクローニングを行った。本年度新たに購入したPCR装置とTaqポリメラーゼキットを用いて増幅した後に、制限酵素とDNAシークエンスキットを用いて塩基配列を求めた。さらに、アタッチミンのタンパク質の一次構造の非特異的接着構造、細胞骨格との結合部位および調節部位などの推定を行った。 (組換えDNAは現有2施設で行ない、その他はすべて埼玉医科大第一生化学教室および中央機構を利用して行なった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)