半導体ナノ粒子の化学調製法の開発と光誘起エレクトロオプティクス特性の研究
Project/Area Number |
07F07058
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Analytical chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小山 宗孝 Kyoto University, 工学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NOUNEH K.
NOUNEH Khalid 京都大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 金属ナノ粒子 / 半導体ナノ粒子 / 化学調製 / 種核成長法 / ITO基板 / レーザー励起 / 非線形光学 / ナノ複合材料 / ストップトフロー法 / 電子移動反応 / 有機カチオンラジカル / 芳香族アミン化合物 / 二量化反応 / 反応機構解析 / 中性分子効果 |
Research Abstract |
本年度は、昨年の検討をもとに、ITO基板に固定するナノ粒子を合金系や半導体の系にも展開して種核成長法に関する検討を行った。その結果、まず金・銀イオンの共存系やニッケル・銀イオン、ニッケル・金イオンの共存系においても、単一金属イオンの場合に比べて格段に高密度でナノ粒子がITO基板表面に固定できることがわかった。この現象に関しては、成長プロセスだけではなく、種核プロセスにおいても単一の金属イオンでなく共存系を用いることが鍵となることがわかった。これらの現象については、現在さらに検討を進めているが、それに並行して、高密度で修飾出来たナノ合金の電極や非線形光学材料への応用についても検討を行った。 半導体ナノ粒子の系では、ITO基板表面でのZnOや酸化チタンのナノ構造の形成について検討した。化学調製法を利用することで、表面修飾という点では一定の成果が得られたが、金属系のような分散したナノ粒子を密度制御して固定化できる段階までは現在至っていない。そのため、種々の反応条件を変化させて、現在さらに検討を進めている。 研究の副次的成果として、ZnO基板上に金ナノ粒子を固定した複合材料に関しては興味深い非線形光学挙動がみられたので、その成果は、ポーランドのグループとの共同で報告している。また、昨年着手したITO基板上に固定した銀ナノ粒子のレーザーアブレーションの結果についは、フランス・ポーランドのグループとの共同で報告した。YAGレーザーを照射した場合のナノ粒子の構造変化については、さらに検討を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)