Project/Area Number |
07F07160
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Applied entomology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高須 啓志 Kyushu University, 大学院・農学研究院, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MIDEGA Charles A. 九州大学, 大学院・農学研究院, 外国人特別研究員
MIDEGA Charles Aura 九州大学, 大学院・農学研究院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | カイガラムシ / 生態 / 生活史 / シロダモシロカイガラムシ / シロダモ / 個体群動態 |
Research Abstract |
本研究で、シロダモシロカイガラムシは、1世代に64日-77日が必要で、福岡では3世代あることがわかった。シロダモシロカイガラムシの繁殖は、シロダモの新芽の展開の時期をあわせてはおらず、展開したての新しい葉および古い葉に産卵した。第一世代は、4-7月、第二世代は6月-9月上旬、第三世代は8月に出現する。成虫と成熟幼虫だけが越冬した。小型幼虫では死亡率は低いが、中型-大型幼虫に高い死亡率が見られた。1雌当たりの産卵生涯産卵数は60卵、85%以上がふ化した。 天敵として、雲、アリ、テントウムシが多く観察された。寄生蜂は観察されなかった。天敵排除実験では、処理区の個体数が対照区より有意に多く、捕食者がカイガラムシの個体数に大きな影響を与えていることが示唆された。葉の大きさ、古さ、着いている枝による個体数の違いはなく、カイガラムシは特に若い葉や大きな葉を好むわけではなかった。また、葉の固着する位置についても調査したが、葉脈や葉の淵を好むという結果も得られなかった。以上の結果から、これまで報告されている常緑広葉樹に寄生するカイガラムシのように年に1回展開する新しい葉を利用し、生活史をそれに同調しておらず、新しい葉および古い葉を利用して春から秋にかけて連続的に繁殖し、年最大3世代を持つというユニークな生活史を持つ事がわかった。 また、このカイガラムシは西日本に分布しているが、シロダモがあってもカイガラムシがいる樹といない樹がはっきりしており、移動分散性がとても低いことが示唆された。天敵、特に捕食者が個体群動態に及ぼす影響も無視できないが、移動分賛成の低いカイガラムシがどのように捕食を逃れ繁殖成功度を高めているのかについては今後の研究の課題である。成果は、2008年7月に南アフリカダーバンで開催された国際昆虫学会において、Life history strategies of the armored Rambutan scale insect,Aulacaspis alisiana(Hemiptera:Diaspididae)on the Japanese silver tree in Fukuoka,Japanを発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)