Project/Area Number |
07F07304
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
鴻野 わか菜 Chiba University, 文学部, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
EFIMOVA Zoya 千葉大学, 文学部, 外国人特別研究員
EFIMOVA Z.V. 千葉大学, 文学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 2008: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2007: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
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Keywords | 多言語コーパス / 日本語 / ロシア語 / 節単位認定 / 話し言葉コーパス / タグ付与 / 表記 / 連結語 / 談話標識 |
Research Abstract |
2009年4月~2009年8月の期間にわたって、日本語とロシア語の言語コーパスを中心に研究した。各情報が付与されたテクストの収集としてのタグ付与コーパスに着目し、日本語にもロシア語にも与えられる表記方法と研究用法のタグ付与のスキーマを作ることを課題に研究を行った。 とりわけ、節単位認定の問題に取り組んだ。先行研究で提案された節単位に分割するルールは具体的な一つの言語を対象としており、全般的なものではなかったといえる。しかし、多言語コーパスを作成する場合は、全般的な節単位の分割のルールを作成することが、異なる言語のデータを適切に比較するために必要不可欠である。本研究で取り組んだ行った節単位認定の問題は、多言語の話し言葉コーパスに関わる問題である。今年度は、前年度までに収集した日露言語コーパスに基づいて、どのような言語においても節単位の認定をしにくい単位があることを明らかにした。その単位とは、文法構造に関係するもの、及び、談話の自発性に関係するものであることが判明した。前者の範疇には連体節、引用節、連動詞、認識様態性、名詞節という2つ以上の動詞を持つ構文が含まれ、後者の範疇には勘体句、後置句、言い直しという話し言葉の代表的な単位が含まれる。分類の記述に言語学の普遍的な概念を使用したことにより、提案された分類は全般的なものになったと言える。多言語コーパスの節単位認定のルール設定に向けた広範な利用が期待できると思われる。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)