Project/Area Number |
07F07311
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
ショウ ラジブ (2007, 2009-2010) 京都大学, 地球環境学堂, 准教授
ラジブ・クマール ショウ (2008) Kyoto University, 地球環境学堂, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PARVIN Gulsan Ara 京都大学, 地球環境学堂, 外国人特別研究員
GULSAN ARA Parvin 京都大学, 地球環境学堂, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,283,272 (Direct Cost: ¥3,283,272)
Fiscal Year 2010: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2009: ¥983,272 (Direct Cost: ¥983,272)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | マイクロクレジット / マイクロファイナンス実施機関 / 気候変動 / 防災 / ハティア島 / 地域防災力 / 沿岸地域 / 災害 / 復興 / バングラデシュ / 気候変動適応 / NGO / 貧困 / 適応 / 沿岸地帯 |
Research Abstract |
本研究では、バングラデシュの首都ダッカ市と南部に位置するハティア島を対象地域とし、災害リスク軽減策の一つであるマイクロクレジットプログラムの適応性について議論を行った。今年度の主な研究成果は下記の通りである。 本研究では、マイクロクレジットの適応性を見極める一つとして、、ダッカ市内を対象として、Climate CHange Resilience Iniciative (CDRI)の手法を用いて気候変動に起因した災害に対する適応力を評価した。ダッカ市内は10の地区から構成されており、各地域の災害対応力を評価した。その結果、第2地区は、対応力が高く、第8地区は中間的数値を示した。また、第9地区並びに第10地区は高所得者を対象とした住宅地であることから、経済的側面に於いて、他の地区より高数値を示した。また、ダッカ市内の商業中心地域である第4地区は地域防災力の総スコアが3を示したが、他の地区では1または2のスコア結果を示し、地域防災力はあまり高く無い傾向が明らかになった。 マイクロクレジットプログラムへの適応性を議論するため、気候変動に起因した災害への対応力評価の他に、ダッカ市内の財政、貯蓄、予算、および補助金を調査した。その結果、災害への適応力と災害リスク軽減策は必ずしも一致しておらず、担当行政も異なることから、災害や気候変動の脅威に直面した際の対応力に多くの課題点が存在することが明らかになった。 これらの研究成果は、2010年9月にオーストラリア・アデライドで行われた国際会議Coast to Coast 2010及び同年10月神戸市で行われたUSMCA2010国際会議において発表を行い、多くの議論を得ることができた。また、研究成果を広く公表する為、論文を国際誌に投稿中である。
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