生命関連物質精密分離のための超高性能モノリス型シリカHPLCカラムの開発
Project/Area Number |
07F07347
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Analytical chemistry
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
田中 信男 Kyoto Institute of Technology, 工芸科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NHUJAK Thumnoon 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2007: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 逆相HPLC / モノリスカラム / 固定相 / ポリマーコート / ハロゲン化合物 / クロロフェノール / 二次元HPLC / ピークキャシティ / モノリス型シリカカラム / キャピラリーHPLC / キャピラリーカラム / 理論段数 / 重合反応 / HILIC / イオン交換クロマトグラフィー |
Research Abstract |
キャピラリー高速液体クロマトグラフィー(HPLC)モノリス型シリカカラムの担体表面にアンカーとしてmethacryloxypropylsilyl基を結合後、octadecyl methacrylate(ODM)と共重合させ、ODMポリマーコート型逆相クロマトグラフィー用カラムを調製した。ODMカラムは、octadecylsilyl基(ODS)結合型シリカカラムと比較して、大きな原子や分極した官能基を含有する化合物、および、平面的な構造を有する化合物に対して選択的な保持を示した。この選択性を利用する精密分離を検討した結果は次の通りである。 (1)ODMはODSと異なる官能基選択性を示し、ODM固定相-メタノール移動相の組み合わせは,ODS固定相-アセトニトリル移動相の組み合わせと類似の保持特性を示した。 (2)ODM固定相は、ODS固定相と比較して2倍程度大きな保持を示した。この傾向は、ハロゲン、ニトロ基、あるいは水酸基をもつ溶質に対して顕著であった。 (3)ODM固定相は、溶質-固定相間の分散相互作用に基づく保持特性を示し、ハロゲン多置換ベンゼンについて、隣接位に多置換された溶質に対する優先的な保持とODSより大きな分離係数を与えた。 (4)ODMカラムは、メタノールグラジェントによるクロロフェノール17種類の混合物の完全分離を可能とした。 (5)第一次元ODS(100mm,37.5cm)、第二次ODM(200mm,7cm)カラムを用いる二次元HPLCは、45分で数千以上のピークキャシティを与えた。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)