Project/Area Number |
07F07371
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
甲斐 昌一 Kyushu University, 大学院・工学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OSCAR Cespedes Boldoba 九州大学, 大学院・工学研究院, 外国人特別研究員
OSCAR Cespedes・Boldoba 九州大学, 大学院・工学研究院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | アルツハイマー病 / 磁気ナノ粒子 / 生体電磁気学 / 分子ダイナミックス / 医用生体工学 / アミロイドーシス / フェリチン |
Research Abstract |
先ず、体内に自然に存在するナノ粒子蛋白系である鉄の貯蔵蛋白質フェリチンに対する交流磁場の影響について、磁場印加により、鉄イオンの取り込みと放出の割合が影響を受けるということ、その原因として、磁気ナノ粒子と周りの蛋白質との間に明らかな相互作用が存在するということを見出した。なお、この実験では、通常の鉄イオン濃度の100倍の濃度のサンプルを用いており、通常のフェリチンの鉄イオン溶液での磁場印加による健康影響のリスクはない。次に、磁気ナノ粒子のコロイド溶液が数μg/mlの低い濃度でも可視光領域で蛍光発光を示すことを観測した。蛍光分光でナノ粒子水分子動的挙動のサイズを測定した。すなわち、βアミロイドへのナノ粒子の結合による機能化の判定や蛍光分光での測定限界内での社凝固サイズの決定を行った。磁気ナノ粒子はアミロイド凝固とリンクすることが出来るということで、このことは、アミロイド沈着を大いに促進させてMRIで検出できるということを意味している。この実験はin-vitro系で行われたが、磁気ナノ粒子は生物学的に無害であり、サイズは脳・血液関門より小さいから患者への拡張も可能である。更に、磁場印加群と対照群において、βシートアミロイド沈着の形成を比較した。すなわち、アミロイド溶液の赤外分光で、磁場印加の磁気ナノ粒子の群と、磁気ナノ粒子を含まない場合か、磁気ナノ粒子を含んだのもで磁場印加がない場合の群とを比較した。半定量的分析で、βシート領域のアミデピークのIR(Infra Red)信号での比較とαまたはアミロイドのランダム分布を比較した。その結果、磁気ナノ粒子と結合したアミロイドシートに交流磁場を印加したアミロイド溶液が赤外分光スペクトルのβシート領域でピークが小さくなることを見出した。このことは的本実験系で、予測通りに、交流磁場印加により、凝固の割合が減少したことを意味している。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)