Project/Area Number |
07F07398
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Civil and environmental engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山本 和夫 The University of Tokyo, 環境安全研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HAI Faisal Ibney 東京大学, 環境安全研究センター, 外国人特別研究員
GAI Faisal Ibney 東京大学, 環境安全研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | NF-MBR / 菌類MBR / 難分解性産業廃水処理 / 再利用 / 白色腐朽菌 / メンブレンバイオリアクタ / 浸漬型MBR / 染料廃水処理 |
Research Abstract |
本研究はメンブレンバイオリアクター(MBR)として難分解性物質を分解する能力のある菌類を産業廃水処理に利用し、同時に処理水を再利用できるまでのレベルに高度処理する全く新しい処理法の開発を目的としているが、今年度は、市販の芳香属ポリアミド製の海水淡水化用中空糸ナノろ過膜モジュールのハウジング部を取りはずし、裸の浸漬型ナノ濾過膜モジュールを作製し、白色腐朽菌を優占させたリアクターに浸漬させ吸引ろ過し、複数の性質の異なる染料を供給して、その基本特性を明らかにする連続処理実験を行った。その結果は、試作した浸漬ナノ濾過膜モジュールで目標とする性能が未だ達成できず、所期の成果を得るところまでには至っていない。前年度に問題となった試作膜モジュール集水部の構造上の問題は解決したのであるが、染料という難分解性物質によるファイリング対策に対して、試作したナノ濾過膜モジュールが有効ではなかったためである。極めてチャレンジングな課題を設定しているので、もう少し試行錯誤の期間が必要である。現在は、発想を変えて、実績のある浸漬精密ろ過MBRの後段に加圧型ナノ濾過膜を設けるという形での性能試験を開始した。加圧型ナノ濾過膜のブライン水を浸漬精密ろ過MBRに返流し、浸漬精密ろ過MBR-加圧ナノ濾過システムとして連続処理実験を開始している。このシステムでの運転の可能性を探るための単一の染料による予備試験の結果では、高度処理水としての所定の性能を得られている。
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