分布形が分からない確率変数を考慮した時間依存型耐震信頼性評価
Project/Area Number |
07F07399
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kanagawa University (2009) Nagoya Institute of Technology (2007-2008) |
Principal Investigator |
趙 衍剛 Kanagawa University, 工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
盧 朝輝 神奈川大学, 工学部, 外国人特別研究員
LU Zhao Hui 名古屋工業大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
LU ZhaoHui 名古屋工業大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 鉄筋コンクリート構造物 / 時間依存型耐力劣化確率モデル / 腐蝕確率モデル / 耐震信頼性解析 / 確率分布形 / 確率変数のモーメント / 塩害 / 3、4次モーメント指標 / 4次モーメント指標 / 構造安全性 / 荷重・耐力係数 / 4次モーメント信頼性指標 |
Research Abstract |
研究の目的:鉄筋コンクリート(以降,RC)構造物は,極めて耐久性に富み,基本的にメンテナンスフリーであると考えられてきた.しかしながら,ここ数10年の間に塩害等に起因する構造物の耐力低下が問題となり,腐蝕環境における既存RC構造物の耐震性能の劣化の評価は重要であるとの認識が高まってきた。 本研究は腐蝕環境における鉄筋コンクリート構造物の動的性能に着目し、疲労、腐蝕など複数の耐力劣化要因の共同作用の影響を明らかにする上で、分布形が分からない確率変数を考慮した性能評価及び動的時間依存型耐震信頼性評価法を提案することを目的とする。 1.時間依存型信頼性評価法に基づく腐食したRC構造物耐用年数予測:塩害による劣化過程として二つの状態、即ち、潛伏期と劣化期に分けられる。ここでは、水セメント比などの内部の要因と長期荷重によるひび割れ幅などの外部の要因を考慮した塩化物イオンの拡散速度の新しいモデルを提案し、時間依存型信頼性理論に基づく潛伏期と劣化期の予測手法を開発した。研究結果は国際会議で論文2篇口頭発表した、現在は国際雑誌の論文として審査されている。 2.確率分布形が分からない確率変数を考慮した動的時間依存型信頼性評価法を提案:分布形が分からない確率変数に対してその統計データから必ず平均値、標準偏差、歪度、尖度等のモーメントが計算できる。分布形が分からない確率変数を考慮した時間依存型耐震信頼性評価を行う基本的な考えは、分布形の変わりに、直接確率変数のモーメントを用いる。研究結果は論文1篇準備されている。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)