国内における「国際ソーシャルワーク」の試み-人身売買被害者保護・支援を例に-
Project/Area Number |
07F07564
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Thin film/Surface and interfacial physical properties
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Research Institution | Hitotsubashi University (2008) The Institute of Physical and Chemical Research (2007) |
Principal Investigator |
佐々木 綾子 (2008) Hitotsubashi University, 大学院・社会学研究科, 特別研究員(DC2)
金 有洙 (2007) The Institute of Physical and Chemical Research, 川合表面化学研究室, 専任研究員
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RZEZNICKA Izabela Irena 独立行政法人理化学研究所, 川合表面化学研究室, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 人身売買 / ソーシャルワーク / 米国 / 社会問題の構築主義 / トラウマ / 脂質二重膜 / タンパク分子 / 走査トンネル顕微鏡 / イエローフォトアクティブプロテイン / メルカプトアルキルカルボン酸 / 蛍光活性 / トンネル発光 / 高分解能画像化 |
Research Abstract |
米国において「人身売買問題」として取り扱われる範囲が、調査研究を行ってきた過去数年間の間に益々広がりをみせたということが大きな要因となって、研究の方向性に変化を与えた。かつては、騙されて外国から米国に連れてこられて、性的搾取を受ける女性たちを主に「人身売買被害者」として扱っていた米国であるが、現在では、米国内で強制売春を目的として取引される米国籍の女性たちや、女性に限らず、外国から労働を目的として入国し、結果として搾取されてしまった男性移民も含めて「人身売買」の可能性があるとして対策を講ずるようになってきた。 こうした変化を踏まえ、被害者支援のための現状や現場の支援に対する努力をみる以前に、「人身売買」という社会問題がどのように定義され、どのような解決策が示され、そのなかでどのような被害者支援の方向性が描き出されているのか、今後の可能性も含めて検討した。結果として、専門である社会福祉学という学問的な視点からはかなり社会学的な視点での研究へとシフトしたが、本研究は、今後、人身売買被害者を含む「外国人」や「移住労働者」に対する福祉を、政策・実践の両面から考えていくための重要な研究になると考える。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)