造山帯ざくろ石かんらん岩:中国大陸リソスフェアーマントルの形成と進化の研究
Project/Area Number |
07F07714
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Petrology/Mineralogy/Science of ore deposit
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小畑 正明 Kyoto University, 大学院・理学研究科, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SPENGLER Dirk 京都大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
DIRK Spengler 京都大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | マントル / ざくろ石かんらん岩 / 大陸衝突 / リソスフェアー / 中国 / 大陸地殻リソスフェア / 超高圧 / 離溶ラメラ / 輝石 |
Research Abstract |
中国のSulu地域は平成19年度に本人が中国研究者の協力の下にフィールド調査を行い,新たに得たサンプルについて,一連の分析作業を行った。北部Qaidam地域については,平成20年夏に当該地域に置いて中国側の軍事演習が始まったため,外国人が立ち入れなくなり,当初計画していたフィールドワークは実施できなくなった。かわりに中国側の共同研究者(中国科学員J-.J.Yang教授)から提供されたサンプルをSu-Lu地域ざくろ石かんらん岩コレクションに加えて、詳細な分析的研究をおこなった。その結果,Sulu地域で見いだされた輝石-ざくろ石の微細構造は,従来言われていたような大陸地殻沈み込みに伴う超高圧変成作用によるものではなく,より古い時代に高圧下で,リソスフェアーの冷却により形成されたものであることが明らかになった。これらの研究成果は学会発表し(平成20年5月地球惑星連合大会(千葉);同年8月IGC(万国地質会議),オスロ),投稿論文は現在執筆中である。またノルウェーの研究成果の一部を国際誌Earth&Planet.Sci.Letterに出版した。同時にノルウェーのサンプルを用いてざくろ石の分解組織の研究も筆者と共同で新たに行い,まとまったデータを得て,その成果は現在論文執筆中である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)