Project/Area Number | 07F07745 |
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Structural/Functional materials
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Research Institution | The University of Tokyo |
Host Researcher |
榎 学 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
SEDLAK Peter 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
SEDLAK P.
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed(Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost : ¥2,300,000)
Fiscal Year 2008 : ¥1,100,000 (Direct Cost : ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007 : ¥1,200,000 (Direct Cost : ¥1,200,000)
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Keywords | アコースティック・エミッション / ヘルスモニタリング / 波形解析 / 位置標定 |
Research Abstract |
材料・構造物の損傷や欠陥を検出し評価することは、構造物の信頼性を確保するために非常に重要である。しかし、例えば超音波探傷法などを用いて個々の損傷を検出するためには、対象物全面にわたって走査をする必要があり、膨大な時間とコストが発生する。一方、AE(アコースティック・エミッション)法は少数のセンサで大型構造物の状態監視が可能な手法であり、グローバルな監視には適した手法である。ただし、新たに発生した損傷を見つけることには有効であるが、既に存在している損傷は検出できないという問題があった。 近年地質構造を評価する手法として地震波干渉法が注目されている。この手法は、地震波あるいは雑音的な振動による波動同士の相関あるいは干渉をとることにより、波動が伝播する媒体のグリーン関数を評価するものである。本研究では、このような干渉法を材料中に発生するAE波に適用することにより、材料や構造物中に既に存在する損傷の評価が可能な適切な手法についての検討を行うことを目的とする。 前年開発を行ったAE装置の改良を進めハードウエア的およびソフトウエア的に最適化を行い、実機のAE波計測環境においても、連続的なAE波解析について検討を行った。実際の材料試験におけるAE計測を行い、装置の有効性を確かめた。また、改良が必要な場合は随時改良を行った。前年に引き続き、複層鋼板、珪素鋼板、Mg合金について、そのら材料における波動伝播特性の試験片サイズ依存性、特に周波数特性についての解析を進めた。新しい位置標定アルゴリズムを開発することにより、高精度の評価が可能であることがわかった。
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Report
(2results)
Research Products
(2results)