Project/Area Number |
07J00099
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
深野 秀徳 Nagoya University, 理学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 電弱対称性の力学的破れ / フレーバー物理 / 低エネルギー有効理論 / 複合模型 / 大きな異常次元 |
Research Abstract |
本年度は現実的なウォーキングテクニカラー模型の候補の一つとなっているminimal walking technicolor(MWT)模型を用いてのフレーバーを変える中性カレント(FCNC)過程に関する研究を行った。これまでの研究によりMWT模型はLEPにおける電弱精密測定からは排除されないことがわかっている。さらに興味深いことにMWT模型に現れる新たなベクトル中間子の質量がQCDにおけるベクトル中間子の質量比とは異なり、擬ベクトル中間子がベクトル中間子よりも軽くなる可能性があることが示唆されている。さらにその質量は1TeV以下である可能性がある。そこで本研究では実際にそのような新しい軽いベクトル中間子が電弱精密測定実験以外の実験から制限されるかどうかを見るために、FCNC過程に注目した。様々なFCNC過程の中でも本年度は特にK中間子質量差・B中間子質量差に注目し、これらを低エネルギー有効理論を用いて計算した。その際、湯川相互作用に関しては標準模型のそれを使用した。その結果K中間子質量差・B中間子質量差の実験結果からは1TeV以下の新しいベクトル中間子はまだ許されていることがわかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)