Project/Area Number |
07J01661
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
中原 仁 Keio University, 医学部, 講師
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 脱髄疾患 / 多発性硬化症 / 髄鞘 / オリゴデンドロサイト / 再生医学 / 神経病理 / 細胞質核間輸送 / 細胞分化 / 動物モデル / ドラッグデリバリーシステム |
Research Abstract |
本研究においては、中枢神経系の髄鞘再生を成し遂げる目的で、これまで本研究者らが明らかとした髄鞘形成/再生に関与するFcRγ-Fyn-MBPカスケードを活性化する薬剤(FcRγ刺激薬剤)を基盤とする治療法の確立を目指している。当該年度には、本来高い自己再生能を有する中枢神経系髄鞘において、ヒト多発性硬化症ではその再生が十分に為されないことの病態生理を追及し、新規髄鞘再生療法の開発に応用することを目指した。ヒト多発性硬化症死後脳の解析により、これまで慢性脱髄巣には髄鞘形成細胞(オリゴデンドロサイト)は殆ど認められないが、その未熟細胞である前駆細胞(オリゴデンドロサイト前駆細胞)は多数残存していることが明らかとなっていた。即ち、ヒト多発性硬化症における髄鞘再生不良の原因はこのオリゴデンドロサイト前駆細胞からオリゴデンドロサイトへの分化障害にあると想定された。更なる追及の結果、これら慢性脱髄巣に残存するオリゴデンドロサイト前駆細胞にはTIP30の発現が異常亢進しており、同因子が細胞質核間輸送系を遮断するために、オリゴデンドロサイト分化に必要な転写因子等が核内へ移行することが阻害され、成熟オリゴデンドロサイトへの分化或いは髄鞘再生が障害されることが示れた。これら結果から、TIP30のアンタゴニストは新規の髄鞘再生療法として応用できる可能性が示唆された。以上の結果は国際学会で講演し、また当該領域の学術誌に掲載され、国内外で報道された。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)