タンパク質脱リン酸化酵素PGLMの新規シグナル伝達経路の探索および生理機能の解明
Project/Area Number |
07J01954
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
早河 輝幸 The University of Tokyo, 大学院・薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | シグナル伝達 / 分子生物学 / ボスファターゼ / ストレス応答 / ホスファターゼ |
Research Abstract |
本研究では,ストレス応答において重要な役割を果たすリン酸化酵素Apoptosis Signal-regulating Kinase 1(ASK1)の新たな制御分子として我々が同定した,PGLMという新規のタンパク質脱リン酸化酵素のシグナル伝達経路の探索およびその生理機能の解明を目的としている。その過程で,線虫におけるASK1およびPGLMの相同分子NSY-1およびCePGLMの機能欠失変異体の表現型解析を行ってきた。その結果,いくつかの表現型がnsy-1変異体において新たに明らかとなった。CePGLMの機能欠失変異体は残念ながらこれらの表現型を示さない。その中で無酸素刺激に対して抵抗性を示す表現型は,これまでに報告されたnsy-1の表現型(いずれもストレスに対して高感受性を示す)とは異なるものであり,NSY-1の生理機能そしていずれは進化的に保存されたASK1の新たな生理機能を明らかに出来ることを期待している。 今年度は昨年度に引き続き無酸素の表現型について知見を深めるため,いくつかの想定されたメカニズムに関して,生化学的・遺伝学的解析を通じたアプローチを行った。その結果以下の点が明らかとなった。 (1)NSY-1は細胞非自律的に無酸素における生存を制御する (2)NSY-1下流で無酸素依存的に発現上昇する遺伝子を同定した 今後は,特に(2)で同定された遺伝子をレポーターとして用いてNSY-1活性化因子の探索を行う予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)