Project/Area Number |
07J03325
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
米田 真弓 (中川 真弓) 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2008: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 日本中世文学 / 願文 / 菅原為長 / 金剛寺 / 無名仏教摘句抄 / 宝泉寺 / 書写山 / 中世文学 / 仏教文学 / 観音冥応集 / 蓮体 / 経弁 / 別尊雑記 |
Research Abstract |
本研究の柱の一つは、日本中世における願文執筆活動を明らかにすることである。その研究の始発として、中世菅家の礎を築いた菅原為長(1158~1246)に着目した。実用的・幼学書的性格を有するものが多く、作文集・作例集の存在も留意される為長の著作のうち、子孫・後世に影響を与えたと考えられる願文集である『菅芥集』(『続群書類従』所収「願文集」の本来の書名)を取り上げ、各願文を読み解くことによって為長の執筆活動を明らかにし、さらには願主ならびに供養対象者の伝記史料しての位置付けをおこなった。特に書写山円教寺関連の願文に着目し、為長による「性空上人伝」の文献的利用について明らかにして、これを論文にまとめた(「祖師の伝記-菅原為長と性空上人伝-」、阿部泰郎編中世文学と隣接諸学2『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎)。当論文によって、菅原為長の執筆活動だけではなく、中世初期における書写山円教寺の状況の一端が明らかになったと考える。 また、研究のもう一つの柱としている寺院調査については、以前より参加している金剛寺科研調査(科研代表者:後藤昭雄氏成城大学)において、仁木夏実氏と共同で同寺所蔵の「無名仏教摘句抄」を閲覧・調査し、解題および影印と翻刻の紹介をおこなった(「金剛寺蔵『無名仏教摘句抄』-解題と影印・翻刻」)。さらに、岡山県倉敷市日差山宝泉寺の所蔵資料調査についても、引き続き現地での調査・検討をおこなった。今後も所蔵者の許可を得て、目録の作成作業を続ける予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)
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[Presentation] 栴檀像譚についての一考察-仏像を「うつす」ということ2007
Author(s)
中川 真弓
Organizer
国際研究集会「International Symposium: BEYOND BUDDHOLOGY: NEW DIRECTIONS IN THE STUDY OF JAPANESE BUDDHISM」
Place of Presentation
Reischauer Institute of Japanese Studies,ハーバード大学/ボストン
Year and Date
2007-11-03
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