AdS/CFT対応を用いた超弦理論の非摂動論的理解
Project/Area Number |
07J03589
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西岡 辰磨 Kyoto University, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 超弦理論 / 双対性 / 物性理論 / 調弦理論 / ゲージ理論 / ブラックホール / 一般相対性理論 / 高次元重力理論 |
Research Abstract |
AdS/CFT対応は超弦理論とゲージ理論の間の等価性を示唆しており、弦理論の非摂動論的性質をゲージ理論を用いることで解析できるという利点がある。 近年、AdS/CFT対応は物性系へ応用できることが分かって来た。その一つの例として超伝導体を重力理論で記述するモデルがHartnoll-Herzog-Horowitzらにより構成された。このモデルはBCS理論を定性的によく再現しており非常に興味深い。 一方、現実の物性系では高温超伝導体と絶縁体の間の相転移が知られている。本研究では先のモデルを拡張し、AdS時空に於ける絶縁体に対応すると思われるAdSソリトン時空とブラックホール時空の間の相転移を用いることで定性的に超伝導/絶縁体相転移を記述するモデルを構成した。[TN-Ryu-Takayanagi,JHEP 1003:131,2010] また非相対論的ゲージ理論に双対な重力理論解が適当な重力理論の作用を仮定すると構成できることが知られているが、我々は超弦理論の枠内ではこのような解を構成することが非常に難しいことを示した。[Li-TN-Takayanagi,JHEP 0910:015,2009]
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)