イスラーム文化圏の家屋空間とジェンダー~中国新疆ウイグル族の事例から~
Project/Area Number |
07J03711
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology/Folklore
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
熊谷 瑞恵 Kyoto University, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2009
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 海外移住 / エジプト:トルコ / メッカ / 宴席 / 住まい / シルクロード・セミナー(発表) / 中央ユーラシア研究会(発表) / アラブ世界研究所 / 資料収集 / 予備調査 / 博士論文の完成 / 論文の投稿(2本) / 文献の精読 / 方法論の明確化 / 補足調査 / 国際学本での発表準備 |
Research Abstract |
本年度の研究の進展は、学位(博士)の取得とトルコ・エジプトでの海外調査、2本の論文の投稿(審査中)である。 学位の受領は非常に難航したが、12月末に、無事受領手続きが完了した。研究の進展は、受領手続き完了以後におこなったものになっている。 本年度の海外調査は2月1日から3月20日の48日間おこなった。調査は新疆外、特にトルコ・エジプトに居住するウイグル族を対象としておこなった。特にカイロのウイグル族の報告は、これまで全くなかったこともあり、貴重な報告となった。調査内容は、ウイグル族の暮らしを、イスラームの日常生活における実践のされかたと、新疆、そしてメッカというホームグラウンドとイスラームの中心地とのつながりとともに把握した。この2点の充実によって、本調査は非常に有意義な調査となった。 論文は、「宴席の配膳にみる中央アジア新疆ウイグル族の人間関係-居住者・訪問者、男性・女性の区別をめぐって-」のタイトルで『内陸アジア史研究』へ、「住まいかたからみた中央アジア新疆ウイグル族の住居-男性・女性の区別をめぐって」のタイトルで『イスラーム世界研究』へと投稿した。両論文は、博士の学位取得手続きが完了した12月末および1月にわたって投稿したため、掲載の可否はまだ得ていない。しかし前者は差読後の修正原稿をすでに送付済みで、後者は締切日との関係で査読は4月以降という連絡をいただいている。両論文の発表によって、私の新疆での調査結果はすべて公表される。
|
Report
(3 results)
Research Products
(3 results)