ガンマ線天体の観測のためのエマルションハイブリッド対生成望遠鏡の開発
Project/Area Number |
07J04144
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics 1
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
有賀 智子 (2009) Nagoya University, 理学研究科, 特別研究員PD
古川 智子 (2007-2008) Nagoya University, 理学研究科, 特別研究員DC1
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 実験 / ECC / 電磁シャワー / 反応断面積 |
Research Abstract |
OPERA実験に用いられているECCにおいて検出されるニコートリノ反応点、またはそこで生成された粒子が崩壊する点で生成されるπ^0の崩壊によるガンマ線を用いて、生成される電子・陽電子対の検出、インパクトパラメータの測定、エネルギーの測定を行っている。この解析に用いる手法を確立すれば同様にガンマ線の観測に用いることができる。また、ガンマ線がニュートリノ反応点または崩壊点のどちらから来ているかを区別できる割合が上がれば、OPERA実験においてもτからハドロンへの崩壊モードにおけるバックグラウンドとの識別が良くなり、より低い横運動量まで解析することによりτの崩壊の検出効率を上げることができる。私は対象とするニュートリノ反応点の検出と解析において中心的な役割を果たし、スキャニングをスムーズに進めている。122事象の反応点について、下流側20プレート分のデータをとり解析している。τの崩壊点からのガンマ線により生成される電子・陽電子のエネルギーは大半が1GeV以下である。電磁シャワーの再構成は2GeV以上の電子に対しては確立されているものの、低エネルギーのガンマ線に対しては十分でない。そこでニュートリノ反応点または二次反応点に対するインパクトパラメタ250ミクロンまでの飛跡について3Dディスプレイによる確認と人の目による観察により電子・陽電子対であるかを確認し、解析している。また、1GeV以下の電子ビームを用いたテスト実験で、電子の再構成、エネルギー測定について確認することも予定している。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)