「アニミズム」概念の受容と変容-オランダの"思惑"とインドネシアの"現実"-
Project/Area Number |
07J05008
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Religious studies
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Research Institution | Tohoku University |
Research Fellow |
相澤 里沙 Tohoku University, 大学院・文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 宗教 / オランダ / インドネシア / 民族学 / アニミズム / 宣教 / 植民地主義 / ポストコロニアリズム / プレアニミズム / 宗教学 / 文化人類学 / 民族誌 |
Research Abstract |
本年度は、オランダのライデン大学図書館と王立言語・地理・民族学研究所にてカルティニ関係の資料の収集とG・J・ヘルドの著作・関連資料の収集、およびインドネシアのガジャマダ大学、インドネシア大学の図書館、インドネシア科学院にてカルティニ関係の資料の収集とカルティニ関係施設の訪問、クンチャラニングラット関係の著作・関連資料の収集と関係者へのインタビューを行った。カルティニはオランダの学知をインドネシアに伝達する役目を果たした知識人であり、オランダ人に送った書簡が書籍として出版されている。オランダの王立言語・地理・民族学研究所にはカルティニ直筆の書簡や、書簡以外のカルティニによる雑誌記事もあり、それらはカルティニの思想を知る上で必要不可欠な資料である。また、インドネシア大学人類学の教授であったG・J・ヘルドは、インドネシアの人類学の形成を考察するさいに、非常に重要な人物である。彼の書簡や未刊行論文などは王立言語・地理・民族学研究所にG・J・ヘルドコレクションに収められており、それらを複写することができた。インドネシアにおいてはカルティニ関係の資料の収集および施設の訪問、インタビューを行い、インドネシアにおいてカルティニがどのように受容されているかを調査した。クンチャラニングラットは、上述のヘルドの助手を務め、インドネシア人類学の祖と呼ばれている。インドネシアにおいて大きな影響力を持った人物である。資料収集のほか、彼の教え子であるTony Rudyansjah氏やYunita T.Winarto氏と、クンチャラニングラットの宗教研究についてのパースペクティブについて討論を行った。彼の「宗教」概念を理解することは、現代インドネシアの「アニミズム」概念を考察するうえで意義あることである。今年度のインドネシアでの資料収集とインタビューの成果は本研究において非常に意味をもつものとなった。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)