Project/Area Number |
07J07593
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
筒井 直昭 The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 甲殻類 / クルマエビ / ペプチドホルモン / 立体構造 / 卵黄形成 / ホルモン / 甲殻類血糖上昇ホルモン族ペプチド |
Research Abstract |
本研究課題では、生体調節因子によるクルマエビの卵黄形成制御機構の解明を目的としている。本年度は昨年度より引き続きCHH族ペプチドの1つであるPej-SGP-Iの立体構造をX線結晶構造解析によって明らかにし、ペプチドの構造と卵黄形成抑制活性との相関を明らかにすることを試みた。大腸菌発現系を用いることで、rSGP-I(C末端アミド型、高活性)、rSGP-I-Gly(C末端グリシン付加型、C末端アミド型の前駆体で低活性)、およびrSGP-I-OH(C末端カルボキシル基型、低活性)についてセレノメチオニル化したペプチドを大量に調製し、結晶化した。得られた結晶を用いてSPring-8またはPhoton FactoryにおいてX線回折データを取得し、単波長異常分散法または多波長異常分散法により構造解析を行った。その結果rSGP-I-OHの結晶構造を1.6Å分解能で決定することができた。C末端側の8残基については相当する電子密度が得られなかったことから、この部分は特定のフォールドを有していない可能性が考えられた。このC末端部分以外のフォールドは、同じCHH族ペプチドで脱皮抑制活性を示すSGP-IVと類似していた。rSGP-I-GlyとrSGP-IもrSGP-I-OHとほぼ同様の構造であった。rSGP-I-OHとrSGP-I-Glyは結晶中および溶液中で2量体として存在する一方、高活性型のrSCP-Iは結晶中では2量体として、溶液中では単量体として存在することが分かった。この結果の一部について日本農芸化学会2010年度大会にて報告した。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)