自然の循環系に影響を受けて醸成された産業文化から得る地域社会のサステナビリティ
Project/Area Number |
07J07923
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
白井 裕子 Waseda University, 理工学術院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 公共財 / 社会基盤 / 地域社会 / 河川流域 / 景観形成 / 木材地場産業 / 木造建築 / 伝統構法 / 森林資源 / フランス / オーストリア / 社会制度 |
Research Abstract |
今年度は、フランス国立科学研究機構の研究員として、フランスに滞在して、調査研究を行った。昨年度に行ったフランスにおける現地調査をより進め、フランスの河川流域における上下水道事業や、それら社会基盤の整備、また公共財を扱う公共サービスを、行政組織と共に民間企業が担っている実態について、調査研究を行った。これまでの調査対象に加え、より多様な立場の担当者、行政官にインタビュー調査を実施した。そのため現行の組織や体制、運営の実態、問題、、地方分権の状況、今後の国内外での展開などを多面的にとらえることができた。 またフランスにおいて、地域社会における社会基盤整備、都市計画、さらに景観形成についても、調査を行った。フランスには、半公共のセクターでありながら、私個人の建築行為や市町村などが行う都市計画に対して、アドバイスを行っている独自の組織がある。この組織は、フランスの各地域毎に設置され、全土をカバーしている。そこでいくつかの地域を抽出して、インタビュー調査を実施した。またこの他にも、市町村で建築許可を出している担当者や、都市計画に対して環境面から活動している市民団体などにも、聞き取り調査を実施した。これらの現地調査から、フランスの地域社会における社会基盤整備、都市計画、景観形成について、各地域が自立性と、その個性をどのように保っているのか、持続性についてどのようにとらえていくのか、またフランスの都市計画制度が、実際の現場では、どのように運用されているのか、さらには行政が有する都市計画権の行使等々、具体的な実例を通じて、実態を把握することができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)