Project/Area Number |
07J08225
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sensitivity informatics/Soft computing
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
竹川 佳成 Kobe University, 自然科学系先端融合研究環重点研究部, 助教
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 文字入力 / ウェアラブルコンピューティング / 鍵盤楽器 |
Research Abstract |
コンピュータを常時装着し利用するウェアラブルコンピューティング環境では,さまざまな状況で文字入力を行う必要がある.しかし,既存のインタフェースはいずれも万人向けに設計されたインタフェースで,文字入力方式のシンプルさと文字入力速度の両立は困難であった.そこで,本研究では対象者を限定し,その対象者にとって使い慣れたインタフェースを流用することでシンプルさと文字入力速度の両立を図る.第一段階として,鍵盤楽器に住目し,鍵盤奏者のための鍵盤楽器による文字入カインタフェースを設計した.提案するインタフェースは持ち運びに適した1オクターブの鍵盤楽器を使用し,文字入力方式は鍵盤の和音演奏(同時打鍵)の行いやすさや,入力タイミングのコントロールのしやすさといった鍵盤の特性や,演奏しなれている鍵の組み合わせを活用するなど鍵盤奏者の性質を考慮し,より直観的で敷居の低い文字入力ができるような工夫を行っている.2週間にわたる試用評価実験から提案システムの有効性を証明できた.本研究のようなユーザの特性に着目したアプローチは新しく,個々のユーザが自分に適したデバイスを自由に撰択できるウェアラブル環境において,新たなウェアラブルインタフェースの設計指針になると考えられる. なお,本発表の成果は,2007年9月にアメリカ合衆国にて開催されたInternational Symposium on Wearable Computers(ISWC2007)などで発表した.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)