Project/Area Number |
07J08893
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cognitive science
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 麻希 Tohoku University, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 脳機能画像法 / 記憶 / 機能的MRI / 認知神経科学 |
Research Abstract |
本年度は、ヒトの時間文脈記憶の脳内機構に関する脳機能画像研究をおこなった。 具体的には、まず、被験者に白黒の顔写真を短時間(2.5秒)か長時間(8.5秒)呈示し、その顔写真と共に呈示時間を記銘させた。干渉課題の後、それら既知の顔写真と新しい顔写真とをランダムに2秒間ずつ呈示し、顔写真の再認と呈示時間の想起を求める課題をおこなった。機能的MRIの撮像は記銘と想起の両方でおこなった。ここでは想起課題の結果のみ報告する。機能的MRIデータ解析の結果、長時間呈示されていたと正しく想起できた場合には、間違って想起した場合と比較して、右下後頭回/紡錘状回が有意に活動することを明らかにした。この結果は、過去に呈示された刺激の持続時間を想起する際には、記銘時にその情報の処理に関与していた脳領域が特に重要な役割を果たしている可能性を示唆している。 この他に、本年度は、刺激(線画)に付随していた複数の情報(色および顔情報)の想起過程に関する脳機能画像研究をおこなった。現在、データ収集が完了し、データ解析をおこなっている。
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