Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Research Abstract |
本年度は,神経疾患などに起因する運動機能障害者の重症度評価を実現するため,指タップ運動を用いた評価法と運動のモデル化,および提案法をベースとする様々な応用研究の検討を行った.昨年度までに構築した磁気センサ[Kandori et al.2004]の較正法[島ら,2007,指タップ運動の診断支援システム[島ら,2008]を基本とし,指タップ運動中に発生する指先力を推定する指先剛性モデルを提案した[EMBC2010].この方法論では示指と拇指の接触状態を指先剛性が直列接続していると捉え,指数関数に基づく指先剛性モデルによって指先力と指腹変形量の関係が表現可能であることを示した.このモデルは磁気センサの実を用いて指タップ運動中に指先に発生する力の評価が可能であり,従来使用されていた指先軌道の評価に加えた運動機能障害の新たな評価指標となりえる可能性がある.実験では,健常者とパーキンソン病患者の指先力に有意差が得られることを確認した.また,提案してきた運動計測,特徴抽出,定量評価の技術を用いて,新生児の運動評価システムを構築した[計測自動制御学会2009].新生児の運動を動画像を用いて計測し,四肢の運動状態を定量的に評価可能である. 一方,生体信号の計測特徴抽出,パターン識別技術を応用し,生体電極の選定法の提案[計測自動制御学会],および筋音信号を利用した義手の制御方法の提案[SMC2010]を行った
|