Project/Area Number |
07J10265
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cognitive science
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Research Institution | Kyoto University (2008-2009) Tokyo Institute of Technology (2007) |
Principal Investigator |
森阪 匡通 Kyoto University, 野生動物研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ミナミハンドウイルカ / ホイッスル / クリックス / コシャチイルカ / シロイルカ / コンタクトコール / セッパリイルカ属 / 水中マイクアレー / イシイルカ / 意思決定 / ミナミンドウイルカ / 御蔵島 / コミュニケーション / 音声 / 群れ |
Research Abstract |
集散系の社会を持つ動物、特にイルカ類における群れの意思決定の過程とその維持機構を解明することを目的とし、本年度は特に前年度までに得た伊豆諸島御蔵島のミナミハンドウイルカ、南アフリカのコシャチイルカ、そして名古屋港水族館の飼育シロイルカの音声データの解析を続けた。 1.音声から見た群れ内の個体間関係:伊豆諸島御蔵島周辺海域において、この地域に生息するミナミハンドウイルカの音声と映像を収録し、各個体の音声カタログを作る資料作りを進めている。 2.群れの意思決定:4つの水中マイクを用いた水中マイクアレーによって録音した御蔵島のイルカの音声を現在解析中であるが、雑音が大きく、精度のよい結果は得られていない。 3.シロイルカの音声行動・・・集散の程度が弱く、系統がミナミハンドウイルカと異なるシロイルカについて、2007年夏に収録していた音声を解析し、シロイルカの音声のうち、これまで言われていたホイッスルにコンタクトコール、つまり互いの存在を伝え合う音声としての機能はなく、代わりにバーストパルスの一種類を用いているのではないかという結果を得た。 4.コシャチイルカの音声行動・・・集散の程度は弱いが、系統がミナミハンドウイルカに近いコシャチイルカについて、2007年度に収録していたコシャチイルカの音声を解析し、本種はホイッスルを発さないこと、そしてクリックスは他のセッパリイルカ属の音声と非常に似ている結果を得た。
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Report
(3 results)
Research Products
(16 results)