Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
本研究の目的は,円筒鏡を用いた全周形状計測手法における問題点の改善,および計測対象物や計測可能範囲のさらなる改良により,これまでに提案した全周形状計測手法を,エンドユーザにも用いられるような簡便な構成かつ計測プロセスをもつシステムとして実用化することである.本研究における,下記の3つの検討事項に対する研究成果について以下に述べる. 1.カメラの光軸と円筒鏡の中心軸を一致させるためのキャリブレーション手法の導入については,カメラの光軸と円筒鏡の中心軸とのずれの原因となる位置ずれおよび角度ずれを補正するための複数のパターンを提案し,それぞれのパターンを提案手法により撮影することで,これらの有用性について議論した. 2.対象物体表面のテクスチャや反射特性と立体形状の計測精度との関係の調査に関しては,光沢をもつ玩具を用いた形状計測実験を行い,物体表面の反射特性により,ステレオ視における対応点探索の精度が低下し,結果として立体形状の計測精度が低下することを確認した. 3.運動する物体への提案手法の適用については,羽ばたき動作を行う生物の三次元形状を計測するために高速度カメラを導入し,撮影画像の明度や彩度などが提案手法に適しているか評価した.また,動き情報をステレオ視における対応点探索の手がかりとするための検討を行った. 上記の研究課題について,国際会議1件(International Workshop on Advanced Image Technology 2009,January 2009,Seoul,Korea),および国内研究会1件(画像の認識・理解シンポジウム2008,2008年7月,長野)において発表した.
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