アンビエント情報環境における装着型コンピュータのための情報提示機構の実現
Project/Area Number |
07J55371
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田中 宏平 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 情報提示 / 装着型コンピュータ / インタフェース / マルチモーダル |
Research Abstract |
アンビエント情報環境で考えられているユーザが受動的にサービスを受ける環境では、ユーザが装着型・携帯型コンピュータを介してサービスを受ける機会が増える。このような環境では、イヤホンや振動子、装着型ディスプレイなどユーザの好みに応じて複数の情報提示機器を装着していることが考えられ、利用環境に応じてユーザが認知しやすい機器が変化すると考えられる。しかし、現在のアプリケーションは、作成時に特定の提示機器を想定して作成するため、柔軟に提示機器を変更できない。この問題に対して本課題では、アプリケーションが提示を指示した情報を提示機器ごとに提示可能な情報に変換する機構の実現を目指している。 本研究課題の最終年度である本年度は、実アプリケーションへの適用を目指し、作成する所望のアプリケーションに対し容易に機構を利用するための枠組みを実現した。具体的には、提案機構をモジュール化することで、提示機器の柔軟な着脱に対応するための提示機器ごとのプロファイル、および汎用的な提示機器選択を実現するための情報変換フィルタの定義を容易に行う枠組みを実現した。また、アプリケーションと独立した情報提示を行うため、情報提示プロトコルを定義し、プロトコルに則したアプリケーションから汎用的に情報提示要求を受けられるよう、実装を行った。提案機構を用いることで、従来のアプリケーションと同量のコード量で、状況に応じた情報提示を行えることを確認した。提案機構により、今後ますます増えると考えられるユーザの利用する情報提示機器を、アプリケーション作成者が環境に応じたユーザの認知しやすさを意識することなく選択できるため、アンビエント情報環境におけるアプリケーション制作の活性化につながると考えられる。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)