高等教育に於ける障害学生支援に関する実践的および規範的研究
Project/Area Number |
07J55621
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
青木 慎太朗 Ritsumeikan University, 先端総合学術研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2009
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
|
Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 高等教育 / 大学 / 視覚障害 / 学生支援 / 障害者福祉 / 自立支援 / アクセシビリティ / 著作権 / バリアフリー / ボランティア / 支援技術 |
Research Abstract |
立命館大学大学院先端総合学術研究科には2009年4月、3名の視覚障害者が同時に入学した。大学院では、「ディジタルデザイン」という、研究遂行上必要となる情報リテラシー能力を伝授するための科目が開設されており、当該新入生らもこの受講を希望したが、視覚障害者は画面を見ながらのマウス操作によってパソコンを使うのではなく、画面を音声で読み上げるソフトを用いてキーボードのみで操作している。 こうした形式での情報リテラシー教育に担当教員が対応することはできなかったことから、同じ大学院で学んできた立場で振替受講の形式をとって彼らを受け入れた。しかし、ここで起きた問題はこの大学院固有の問題ではなく、たとえ入学者が一人であっても、学部であっても、共通するところは大きい。ここでの経験をふまえ、課題を検証しつつ、日本教育工学会では実践報告に基づいた口頭発表を行い、障害学会では課題の提示と検証を中心としたポスター発表を行った。 障害学生支援に関する研究と実践は、身体障害、中でもとりわけ視覚障害・聴覚障害・肢体不自由の3障害を中心になされてきたため、発達障害・内部障害・精神障害をもつ学生たちは必要な支援が受けられず、あるいは、障害学生支援の対象者にすらなれなかった。この点は以前から問題点として指摘しては来たものの、具体的な検討には至らなかった。今年度は、障害学会の大会を立命館大学が主催して行うことができたため、障害学生支援でいうところの「障害」の意味を問い直すという視点から、障害学のテーマに適当と考え、大会シンポジウムの主題として採用していただいた。シンポジウムの企画から当日の司会まで行ったが、実際に支援を受けている、あるいは支援を必要としているが受けることができない学生たち(発達障害・内部障害・精神障害のいずれも当事者学生)をシンポジストとして、議論・検討を行った。
|
Report
(3 results)
Research Products
(26 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] テキスト校正の基礎2008
Author(s)
青木慎太朗
Organizer
第2回全国障害学生支援コーディネーター研修会
Place of Presentation
東京国際交流館プラザ平成
Year and Date
2008-06-29
Related Report
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-