島津家本『琉球外国関係文書』の分析とそのハイパーテキスト化の研究
Project/Area Number |
08205202
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
横山 伊徳 東京大学, 史料編さん所, 助教授 (90143536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 将 東京大学, 史料編さん所, 助手 (70272507)
松本 良太 東京大学, 史料編さん所, 助手 (10209661)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 琉球 / 島津家文書 / ペリ- / フォルカード / ベッテルハイム |
Research Abstract |
史料編纂所が所蔵する島津家本『琉球外国関係文書』をハイパーテキスト化する作業を、巻之十まで行なった。現在巻之二十四迄のハイパーテキスト化を進行中である。 (1)『琉球外国関係文書』(全51冊)のうち、巻之三十三まで全文入力した。 このうち、巻之三十二まで校正完了。 (2)『琉球外国関係文書』の内、巻之二十四まで、 ftp://shipsnw.hi.u-tokyo.ac.jp/ryukyu/ でその校正済みプレーンテキストを公開した。 (3)史料編纂所wwwサーバ http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/yokoyama/index.htm によって、巻之十迄の冊別目録・編年目録による閲覧が実現している。 この結果、琉球の領有に関して、江戸幕府が対外的に「琉球は外国」という態度から、対外的にも「琉球は属領」という態度へと変化するその変化が、幕府内部や幕府と薩摩藩の間のどのような認識・論議の変化に基づいたものかを研究するための、基礎的データをWWWによって提供できるようになった。すなわち、琉球に来航した外国船や、琉球をめぐる諸外国との交渉、あるいは幕府や薩摩藩の論議に関する史料を、ネットワーク上で分析できるようになったのである。 これらは、漢文史料まで含めた、www上の本格的資料集として、注目を集めている。
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Report
(1 results)
Research Products
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