• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

マルチメディア民族誌の研究

Research Project

Project/Area Number 08207243
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNational Museum of Ethnology

Principal Investigator

小長谷 有紀  国立民族学博物館, 第一研究部, 助教授 (30188750)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 泰則  国立民族学博物館, 第五研究部, 助手 (60174819)
Project Period (FY) 1995 – 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywordsマルチメディア / 民族誌 / 仮想博物館 / パノラマ視座 / オブジェクトム-ビ- / インターネット / WWW / モンゴル
Research Abstract

平成7年度に実施した「マルチメディア民族誌の研究」をひきつぎながら、その機能と内容を以下の3点について発展させた。
第一に、パノラマ視座によって三次元空間を疑似的に再現する技術をもちいて、民族住居の仮想空間化を行なった。コンピュータ上に実現されている住居空間について、構成原理、家具の配置、名称、特徴、利用方法などさまざまな民族学的情報をリンクさせて提供する。このように編集された情報の提示によって、民族住居そのものが仮想博物館化されたことになる。
第二に、さまざまな角度から疑似的に立体視できる技術をもちいて、物質文化の仮想空間化を行なった。物質文化に関する民族学的情報をリンクすることによって、実際の博物館でも見ることのできない角度から物質を見ながら、さらなる理解を促進することができる。仮想博物館でこそ可能となる学習方法を提供しているといえる。
具体的には、現在国立民族学博物館に展示されているモンゴル族の天幕(ゲル)およびその中に収められた展示品を事例として採用した。今後は、現地に存在する民族住居や物質文化をあるがままに撮影し、その映像を用いることによって、展示品として現実の博物館に収蔵することなく、民族住居と物質文化の仮想博物館化が可能になることは明かである。収蔵品や展示品という枠組みを越えることができるという意味で、本研究の試みはきわめて重要であろう。
第三に、こうしたマルチメディア民族誌がネットワークを通じて利用できるように環境を整備した。「情報の共有化」という観点にたって、一般のユーザーに民族学的情報を提供するばかりでなく、現地の博物館との交流を果して、恒常的に情報を更新してゆくシステムを今後、構築してゆく必要があろう。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

Research Products

(3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 小長谷有紀・山本泰則・松川節: "マルチメディア民族誌の研究" 情報処理学会研究報告. 42. 41-46 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 小長谷有紀・山本泰則・松川節: "マルチメディア民族誌の研究" 人文科学とコンピュータ(シンポジウム論集). 159-159 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 小長谷有紀・山本泰則・松川節: "マルチメディア民族誌の研究" 人文科学とイメージ処理(シンポジウム論集). 59-64 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-03-31   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi