ストレス蛋白質HSP90によるがん遺伝子産物機能発現の調節
Project/Area Number |
08265269
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
矢原 一郎 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 副所長 (60109957)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 愛彦 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学, 研究員 (70209914)
|
Project Period (FY) |
1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 1996: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
|
Keywords | ストレス蛋白質 / 熱ショック蛋白質 / HSP90 / 分子シャペロン / ルシフェラーゼ / HSP70 / SV40ラージT抗原 / ヘキサマー形成 |
Research Abstract |
1.ストレス蛋白質HSP90は、熱変性したホタルのルシフェラーゼをトラップし、その会合沈殿を防ぐ作用をもつことを見いだした。HSP90とルシフェラーゼ複合体は、HSP70、HSP40とレティキュロサイトライセ-ト中に含まれる未知の第3成分の作用によって解離し、ルシフェラーゼは再生することを明らかにした。現在、未知の第3成分を精製、同定しているところである。 2.COS7細胞の粗抽出液中で、SV40ラージT抗原(LT)がHSP90と複合体を形成していることを、免疫共沈殿方によって示した。次に、変性剤で変性したSV40LTをHSP90を含む緩衝液で希釈すると、両蛋白質の複合体が形成されることを見いだした。ネイティブなSV40LTを使うと、複合体形成の効率が著しく下がった。また、準至適条件でSV40LTのヘキサマー形成は、HSP90によって促進されることを見いだした。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)