機能的MRIによる言語および文字の想起に関する研究
Project/Area Number |
08279104
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
杉下 守弘 東京大学, 医学部, 教授 (10114513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 宏起 東京大学, 医科学研究所・放射線科, 助教授 (40114714)
塩野 孝博 獨協医科大学, 越谷病院・放射線科, 講師 (10254947)
関本 荘太郎 東京大学, 医学部, 助手 (00010059)
高山 吉弘 東京大学, 医学部, 講師 (20250201)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 機能的MRI / 言語 / 書字 / イメージ / 頭頂葉 / 前頭葉 / 帯状溝 |
Research Abstract |
本年度は昨年度に引き続き「仮名文字の想起」を研究し、1996年Neuroreport 7,1917-1921にその成果を公刊することができた。「仮名文字の想起」について平成8年度に予報を行ったが、今年度は結論に達し、また、本年度は新たに漢字についても検討したのでその予報を述べる。 1.「仮名の書字」について 6例の右利きの男を対象とし、イメージで平仮名を書字させる課題を行わせた。課題は40秒で前後に休みを入れ3回繰返した。この間にGE社のSinga Advantage SR 100(1.5テスラ)を用い、EPI法により機能的MRIを行った。スライスの間隔は1.5cmでスライス厚は0.5cm、フリップ角は90°、TE=40ms、TR=399msであった。(1)左頭頂間溝周辺領域、(2)左上前頭溝の後部と左中心前溝の中部の周辺領域、(3)右頭頂間溝周辺領域、および(4)左右いずれか一方、あるいは、両方の帯状溝の周辺領域の4カ所で信号強度の増加が認められた。左右半球間の差は、全例において左半球の方が右半球より信号強度が有意に増加していた。左頭頂間溝周辺領域の方が左中心前溝中部より強く信号強度が増加したという結果は前者の方が書字にとって重要であることを示唆している。また、右頭頂間溝周辺領域と帯状溝周辺領域の信号強度が増加した。これら結果は本研究ではじめて明らかになったことである。 2.漢字の書字 イメージで漢字を書字させた点である。被験者は3名である。3名とも左半球の方が右半球より血流が増加した。3名とも1)左頭頂間溝付近、2)左中心前溝と左上前頭溝付近、3)右頭頂間溝付近、および4)左右帯状溝あるいは左右いずれか一方の帯状溝付近で血流の増加がみられた。上記の4つの領域で信号強度が増加しており、平仮名と漢字のイメージ書字課題では脳血流の増加部位にはっきりした違いは認められなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)