スーパーバイオシステムの高次認識糖鎖分子による構築
Project/Area Number |
08355026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
高分子合成
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
瓜生 敏之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80011005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重政 好弘 鳥取大学, 工学部, 教授 (00032029)
葛原 弘美 埼玉大学, 工学部, 教授 (50100053)
西村 紳一郎 北海道大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00183898)
小林 一清 名古屋大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10023483)
山形 達也 東京工業大学, 生命理工学部, 数授 (10251654)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Keywords | バイオシステム / 糖鎖分子 / 糖鎖自動合成 / 多糖・オリゴ糖エイズ薬 / 複合糖質ポリマー / ガングリオシド / プロテオグリカン / オリゴ糖鎖ライブラリー |
Research Abstract |
重点領域研究「スーパーバイオシステムの高次認識糖鎖分子による構築」、略称「スーパー糖鎖分子」の採用決定に伴い配布された基盤研究(B)で、研究代表者と22名の研究分担者が個々に研究を行った。研究分野は4つに大別される。第一は新しい糖鎖合成を研究したもので、「糖鎖自動合成の可能性」、「複合糖鎖の効率的合成を目指して」、「オリゴ糖鎖ライブラリー作成のための実践的合成法の開発」などが研究され、講演会で発表された。第二は糖分子鎖集合体の合成と機能に関するもので、「スーパーバイオリガンド機能を持つ人工複合糖質ポリマー」、「高分子ロタキサンの合成」、「硫酸化ポリ(グリコシルオキシエチルメタクリレート)の細胞および生体分子との相互作用」などが研究された。第三は生理活性を有する多糖・オリゴ糖の合成と物性に関するもので、「多糖・オリゴ糖エイズ薬」、「キチン、キトサンの生体内分分解性」、「溶液中におけるヒアルロン酸の構造と物性」などが研究され成果を挙げた。第四は細胞機能制御ができる糖鎖分子に関して研究され、「神経突起伸長に必須のガングリオシドGMl」、「神経回路形成と脳特異プロテオグリカン」、「活性化に伴うヒト末梢白血球表面の生化学的変化の解析」などに研究成果を挙げた。平成9年度から3年間「スーパー糖鎖分子」の重点領域研究が実施されるに当り、現段階の研究水準や進行状況を計画班員が討議しあったのが、平成9年1月28日に開かれた講演会においてであった。本重点領域研究が行われると、本研究分野が世界をリ-ドする優れた研究領域へ導かれるような予感が感じられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)