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ブレイクにおける女性と反植民地主義-『スリナム物語』の彫版画の研究

Research Project

Project/Area Number 08610465
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 英語・英米文学
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

今泉 容子  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (40151667)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsブレイク / ポストコロニアリズム / 女 / スリナム / ステッドマン / 黒人 / 奴隷制廃止論 / 彫版画
Research Abstract

イギリスロマン派詩人・画家・彫版師ウィリアム・ブレイク(William Blake)の作品のうち、ステッドマン著『スリナム物語』(1796年)のために彫版した16枚のブレイク彫版画に焦点をあてて、そこにみられる女性の表象をポストコロニアリズの文脈で分析した。
まず視覚芸術における植民地主義のテーマの表象を把握するために、十八世紀のイギリスをはじめとするヨーロッパの絵画・版画において、主人/奴隷という関係がどのように描かれているかを考察した。この考察のさい、「女性」の表象に重点をおいた。なぜなら、植民地主義の征服者/被征服者の関係は、しばしば「女性」の表象をつうじて描かれているからである。植民地主義という社会思想が美術にとりこまれた場合の女性の表象を明らかにしたのち、ブレイクが描く女性がいかにそうした伝統から離れているかを分析した。ブレイクが『スリナム物語』につけた彫版画のほかに、飾彩本の数々につけたイラストも視野にいれた。
研究成果は「たたずむ三人の女-ブレイクのポストコロニアル・ヴィジョン」という論文にまとめ、山形和美編『差異と同一化-文学とポストコロニアリズ』(研究社、1997年)のなかの一篇として出版される予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 今泉容子: "「たたずむ三人の女-ブレイクのポストコロニアル・ヴィジョン」" 山形和美編『差異と同一化-文学とポストコロニアリズ』. (in press). (1997)

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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