Project/Area Number |
08640655
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Physical chemistry
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
冨永 敏弘 岡山理科大学, 工学部, 教授 (30131618)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 蛍光消光 / 拡散係数 / 過渡効果 / 反応距離 / ポルフィリン / キノン |
Research Abstract |
アセトニトリル、トルエン、ジメチルスルホキシド中でテトラフェニルポルフィン(TPP)の蛍光のベンゾキノン、ナフトキノンおよびそれらの誘導体存在下での蛍光減衰を測定した。過渡効果を解析し、反応距離Rと拡散係数D^<FQ>(蛍光体と消光剤の拡散係数の和)を見積もった。これと独立にTaylor分散法により蛍光体および消光剤の拡散係数、 D^F、 D^Q、を測定した。ジメチルスルホキシド中では過渡効果から得られたD^<FQ>とTaylor分散法から得られた拡散係数の和( D^F+ D^Q)はほぼ等しいが、その他の系では前者の方が後者よりも小さかった。 負電荷を持つジミリストイルフォスファチジルグリセロール(DMPG)ベシクル溶液系で、TPPおよびテトラキス(4-N-トリメチルアンモニオフェニル)ポルフィン陽イオン(TTMAPP^<4+>)の蛍光減衰を、メチルビオローゲンイオン(MV^<2+>)存在下で測定した。減衰定数は、DMPGの電荷がMV^<2+>で完全に中和されるまでMV^<2+>濃度の増大とともに直線的に増大し、電荷が中和された後一定値を示した。 TTMAPP^<4+>- MV^<2+>系よりもTPP- MV^<2+>系の方が消光反応速度定数が大きく、陰イオン性ベシクル表面でも前者の系では電荷反発の寄与があることがわかった。
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Report
(1 results)
Research Products
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