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受信者主導の知的画像通信方式に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08650426
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 情報通信工学
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

木本 伊彦  名古屋大学, 工学部, 講師 (90186338)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords解像度変換 / スペクトル変換 / ブロック処理 / 離散フーリエ変換
Research Abstract

本研究は,伝送される情報を受信者が(受信側で)主導(選択・設定)することにより,視覚の本質に適合し,かつ,限られた伝送帯域を有効に利用できるような映像通信に関する研究である.受信者が要求するものをここでは映像の空間解像度とし,粗い解像度の初期画像に対して領域と必要な解像度とを指定してその画像を受信できるものとする.このようなシステムを実現するための符号化データ構造,及び,表示方式とを検討し,それぞれ以下の結果を得た.
1.階層的データ構造
画像の解像度を変化させるためには階層的なデータ構造(ピラミッド構造)が適している.ここでは,部分領域(ここではブロック)に対して解像度変換が行えるように,サブピラミッドの階層化によるデータ構造を提案した.さらに,各サブピラミッドで独立に符号化を行うことにより,任意の階層の深さ(すなわち,解像度)の画像を復号できる方式を検討した.
2.拡大表示方式
領域の拡大表示を行うための上記のデータ構造に適した拡大法として,ブロックに対する直交変換に基づく方式を検討し,拡大画像のブロック境界における不連続が低減するような信号変換とフーリエスペクトル変換とを用いる方式を提案した.この方式には次のような特徴がある.
(1)任意の有理数倍の拡大を1回の処理で行える.
(2)拡大画像は比較的ぼけが少なく,従来法では画質の劣化が目立つような拡大率か大きい場合にも有効である.
(3)高速フーリエ変換を用いることができる(ような倍率の)場合の処理時間は,畳み込みによる従来法と同程度以下である.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 宮下恭一: "離散フーリエ変換を用いたディジタル画像の拡大処理" 平成8年度電気関係学会東海支部連合大会講演論文集. 405 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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